ひと手間でイラストが印象深くなる、RGBずらし(色収差)方法色々

ひと手間でイラストが印象深くなる、RGBずらし(色収差)方法色々

画面に臨場感が出るので何年も前からずっと流行っていて今も沢山の人が使っています。

RGBずらしについて考えてみました。

画面に余韻が出たり、エモく見えたりでイラストによっては実力以上に上手く見えたりするんですよね…!覚えておいて損はないです。

まずは基本のRGBずらしの方法

①元画像を2回コピーします
②新規レイヤーを3枚出して、それぞれをRGB(赤・黄緑・青)の純色で塗りつぶします
③赤・黄緑・青の3枚のレイヤーを最初にコピーした椿画像レイヤーに乗算でそれぞれクリッピングします。

④3枚の椿画像のうち、上2枚をスクリーンにします。正しくできていると、一番最初と全く同じ画像になります。

⑤どれか椿の画像を選択して方向キーで僅かに移動させます

RGBずらし(色収差)のできあがり。今回はクリップスタジオペイントでやりましたが、レイヤー機能のあるお絵描きソフトならどのソフトでも出来ます。

PhotoshopのチャンネルでRGBずらし( 色収差 )

チャンネルパレットを開いて…レッド・グリーン・ブルー、すきなチャンネルを選択して方向キーで移動
RGBの表示に切り替えて確認&完成。これだけで出来ます。めちゃめちゃ簡単ですね。

オートアクションで RGBずらし (色収差)

photoshopやclip studio paintにはアクションパレットがあるので自分でアクションを登録してもいいですが、更に時短のためにアクション素材をDLして使うこともできす。photoshopの場合はチャンネルのほうが早いですね。

CLIP STUDIO ASSETS

こちらのアクションはRGBに分けるところまでやってくれます。右端はイラストレーターのredjuice氏作成のものですね

CLIP STUDIO ASSETS

こちらのアクションは数ピクセル移動までやってくれます

RGBずらし(色収差)に向く絵、向かない絵

いろいろな画像に試して比較してみます

ペン画…これは綺麗に効果がわかりやすいですね
厚塗り風…一瞬ボケてるだけにも見えますが、使い方によっては印象的になりそうです
水彩系…個人的には微妙かな?ほわっとした部分より強めにいれた箇所が良く出ています
フラットな着色の絵はかなり効果的ですね

着色がフラットなアニメ塗り、彩度低めの厚りなんかも画面映えしそうです