【商用利用・著作権】落書きから背景を自動描画、 NVIDIA Canvas

【商用利用・著作権】落書きから背景を自動描画、 NVIDIA Canvas

10年近く使っていた古いパソコンに限界が来て、最近買い替えたのですが一番最初にやりたかったのがコレ!

NVIDIA Canvas!!(ベータ版)

AIが風景写真を500万枚もディープラーニングして、プロの作るフォトバッシュみたいな画像を、落書きから自動生成するんだとか。しかも無料。

イラストレーター廃業の危機では…!? AIのお手並み拝見です

動作条件としてはWindows 10で NVIDIA のRTXシリーズのグラフィックボードが入ったPCが必要だそうです。

まずペンが太い。落書きから…というよりはこのペンでは落書きしか描けない。さっそく描いてみます。

どんどん描いてみます

ありえない配置で描いてもAIが再現してくれます。
左はイラストレーターとは思えない画力です(汗)
異次元から滝が湧き出すのも簡単。

が…ここで重大なことに気づく。人工物は描写できないようです。ビルとか街とかSFとかの背景は描けません。細かい指示も反映できない。あとキャンバスサイズが512ピクセルとかなり小さいです。指定された画風以外のタッチにはできないので誰が書いても似たような仕上がりになる。慣れれば初見でも「これ NVIDIA Canvas だな」と分かると思います。

でもこの圧倒的簡単さは異次元でワクワクしますね。無限の可能性を感じます。たとえばベースにNVIDIA Canvasを使ってイラスト背景1枚絵を仕上げることはできないだろうか…

まずはデータをCLIP STUDIO PAINTに持っていって、作業しにくいので4倍に拡大。横長の絵にしたいので単純に横幅を拡大。

ここからイラストっぽくちょっと加筆して整えていきます
かなりイラスト背景っぽくなったんじゃないでしょうか…(なってなかったらすみません)

一番気になるのが商用利用と著作権

この絵を仕事の絵の背景とかに使っていいんでしょうか?

サイトの英語FAQを読むと想定される使用用途しては

コンセプトアーティストのアイディア出し

・建築デザイナーの建物背景や環境の描画

・クリエイターはストックフォトを何時間も探さずに風景を描くことができる

クリエイターが ストックフォトの代わりにしてよいということは、ほぼ 仕事(商業利用)に使って良い。という文に読めます。

念には念を入れて問い合わせてみました。

社内にて確認しました所、NVIDIA Canvasに商用利用の制限はありません。
インストール時に使用許諾に合意頂く必要がありますが、LIMITATIONSに商用利用を禁止する旨はありません。

NVIDIA Canvas は商用OKです!
ちなみにインストール時の使用許諾ではソフトウェア本体の改変や頒布については禁じています。

LIMITATIONS. Your license to use the SOFTWARE is restricted as follows:
a. You may not reverse engineer, decompile or disassemble, or remove copyright or other proprietary notices from any portion of the SOFTWARE or copies of the SOFTWARE.
b. You may not modify or create derivative works of any portion of the SOFTWARE.
c. You may not copy, sell, rent, sublicense, transfer or distribute the SOFTWARE.